今回はスポーツチームや選手に投げ銭で応援できるサービス"エンゲート(Engate)"について書きたいと思います。
ブロックチェーンを活用した新たなギフティングコミュニティとしてサービスの展開が期待されるエンゲートですが、どんな内容なのか詳しく書いていきます!
エンゲート(Engate)とは?
"エンゲート"はエンゲート株式会社が展開するギフティングコミュニティサービスです。
スポーツチームや選手に対して投げ銭によって応援することができるプラットフォームになります。
利用者はエンゲートを通して試合を観戦したり、投げ銭を行うことができます。
投げ銭はエンゲート内の専用ポイントを購入して行います。
投げられたギフトはチームの運営費や選手への支援金として直接支払われるそうです。
エンゲート概要
企業ページ:エンゲート株式会社
公式ページ:Engate:エンゲート | ファンの声援をアスリートに届けるコミュニティ
サービス提供開始日:2018年10月20日(β版)
会社設立:2018年2月
NEMのブロックチェーンを活用
エンゲートのプラットフォームはNEMのブロックチェーンを利用しています。
NEMのブロックチェーンを選んだ理由としては、トークン発行において安全かつ手軽でシステム手数料が安いということがポイントだったようです。
NEMはネイティブトークンであるXEMと同じプロトコルのレイヤーでAPI経由によって独自のトークンを発行することが容易なのでエンゲートのようなサービスにはぴったりだと思います。
発行したトークンはNEMのコンセンサスアルゴリズムで処理されるので比較的安全なのは言うまでもありません。
エンゲートが目指す世界
エンゲートはこのサービスを通してスポーツチームや選手を支援するファンの声援をより直接的に届けられる場を作りたいと考えています。
スポーツを通して夢を与えるというのはよく聞く話ですがエンゲートではスポーツ選手としてキャリアを目指す子供たちや若者に対してより具体的な世界観を構築することを目標としているようです。
エンゲートの概要については公式の紹介動画もあります。
英語の内容ですが字幕が付いているので内容は理解できると思います。
エンゲートによってファンは見て・応援して・ギフト(投げ銭)してチームや選手をより身近に感じます。
チームや選手はそれらをモチベーションとしてより強いチームとなってファンに夢と希望を届けるという成長循環を目指します。
選手の引退後のキャリア支援にも
エンゲートでは選手に直接投げ銭することができます。
これによってチームとファンだけでなく選手とファンという繋がりも創り出されます。
すると選手が現役を引退しても次のキャリアに進む際投げ銭をしてくれたファンたちとのコミュニティがそれをサポートすることができます。
例えば、現役を引退した選手が飲食店を開きます、となった場合これまで投げ銭してくれたファンに対して優先的にお店に招待するといったことも可能なのでコミュニティが継続していく、というところまでエンゲートでは考えているようです。
仮想通貨を知らなくても手軽に利用できる
エンゲートはNEMのブロックチェーンをベースとしていますが仮想通貨を基に展開するサービスではないため仮想通貨を知らない人・持っていない人でも手軽に利用できる特徴があります。
エンゲート内で投げ銭に使われるポイントはエンゲート独自のトークン(NEMモザイク)なので流出や盗難などの危険に晒される可能性も低いのでサービスとしての安全性は高いのではと期待できます。
仮想通貨の話ばかりおっていると通貨の価値や時価総額などに目が行きがちですが、こうしたサービスに則したブロックチェーンの利用が今後増えていくと考えられます。
長い目で見ればブロックチェーンを活用されているNEMのネイティブトークンであるXEMの価格上昇が期待できるかもしれませんね。
まとめ
今回はNEMブロックチェーンを活用したギフティングサービス"エンゲート"について書きました。
チームだけでなく選手に直接応援の意味で投げ銭できるのは日本のスポーツシーンでは中々見ないので是非普及してこうした応援方法が当たり前になると面白いなと思います。
ではでは