今回はEthereumのブロックチェーン上で動く分散型未来予測プラットフォームであるAugurについて書きたいと思います。
あらゆる事象に対してどちらに転ぶかを予測していくこのプロトコルはどのような場面で利用されるのか?(1つしかないけど)
Augurの特徴と共に見ていきましょう。
Augur概要
内部通貨:REP(reputation)
公開日:2016年3月
発行枚数:1,100万枚(全数発行済)
Whitepaper:Whitepaper-Augur
公式ページ:Augur Project
※リップル=REPと間違われる事象がありましたがリップルの内部通貨はXRPですのでご注意をw
REPの総発行枚数は1,100万枚と少ないですが、Augur上で正しく評価を行ったレポーターに対して報酬として支払われます。
ちなみにレポーターはAugur上の評価を正しく行わないとREPがもらえず逆に失うためAugur内のREPの循環はうまくいくようにできています(/・ω・)/
Augur特徴
これまで解説した通貨と比べると特殊な用途に利用されるプラットフォームであることは間違いないAugurですが、例の如くWPやコミュニティの情報を確認してみると特徴的なプラットフォームであることが改めてわかります。
特徴としては以下の3つでしょうか、、、
・あらゆる事象をイベント化してAugur上で予測する場を設けることができる。
・Augur上のイベントにはREPをデポジットとして誰でも参加可能で仲介者(いわゆる胴元)が存在しない。
・イベントを評価する人(レポーター)は評価を行う代わりにデポジットのREPから報酬を受け取る(失う場合もある)
未来予測やらイベントやら言い回しをふんわりさせて書いてますがようするに胴元のいないギャンブルができるよにするためのプラットフォームです(;・∀・)
私も海外で働いてた時にブックメーカーなんかで賭け事は楽しんでましたが、システム上は胴元が必ず勝つようになっているので胴元による搾取を防ぎたいというのがこのプラットフォームの真の目的ですね。
イベントの実行はEthereumのブロックチェーン上で行うため改ざん等による不正行為はまず起きません。
また、参加者同士で何を対象とするか、報酬はどうするかを決定して進めるので参加者も納得のいくBETができるわけですね。
そして、イベントを評価するのは参加者以外の人たちです(レポーターと呼ばれる)。正しく行えばREPの報酬がもらえるのでよりAugur上の正確さ・公平さを際立たせることができるわけですね( ^ω^ )
Augurが生まれたわけ
開発者によると前述したブックメーカーから着想を得ているようです。
ブックメーカーはAugurの概念同様、様々な事象を賭け事の対象としているため一見すると気軽に参加できて得意な分野なら儲けられるのでは?と思えてしまいますが、レートの調整やBET制限等を駆使することで胴元(ブックメーカー側)が確実に勝つようにすることができます。
もちろんブックメーカーというシステムを管理してくれているのでレートから手数料分が差し引かれるのは致し方ないとはいえ、胴元が必ず勝つシステムというのはいただけないという思いから胴元を抜くには?というのを考えた結果がAugurというわけです。
改ざんできないブロックチェーン上でスマートコントラクトという概念を利用するのはAugurの考え方としてはぴったりとハマっているというわけですね。
開発の状況等は公式ページのBlog(Medium)で更新されているので気になる方はチェックしてみては?
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XRPと間違えないように!(逆ですがw)
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